信濃デッサン館「槐多忌」ライブ、無事終了しました

信濃デッサン館「槐多忌」ライブ、無事終了しました。会場は信濃デッサン館近くの村の公民館のようなところで、３時から僕のライブがはじまり、それが終ると池辺晋一郎氏と阿川佐和子さんそれに信濃デッサン館館主の窪島誠一郎氏が加わり３人のトークショウになりました。

トークショウは「残された者の仕事」というシリアスなテーマでしたが、池辺さんのダジャレ連発と阿川さんのおとぼけトークで笑いのうずでした。窪島さんがなんども軌道修正されていましたが蛇行運転トークショウになりましたね。良かったのかどうだったのか、ちょっと心配！　ぼくのライブは朝から準備のかいあってなんとかそこそこの音が作れました。

上田電鉄のちょっとレトロな電車、上田からこれに乗って20分程で塩田町という駅に着きます。そこからタクシーで10分ほどで目的地の東前山公民館です。

公民館はこんな感じのところにあります。大月から機材を運んできた僕のスタッフ達は迷いながらもなんとか到着。

中はこんな感じ。このステージでライブとトークショウがあるわけです。まぁ、言わば田舎の公民館という感じですが、いつも200人程の人が集まるそうです。今回も満席でした。

本番は写真が撮れませんが、終ってから信濃デッサン館に移動してキャンプファイヤーをしながら豚汁をたべたり、甘酒を飲んだりと、交流会がありました。阿川さんは先に帰られたので写真は撮れませんでしたが、左が池辺晋一郎氏、真ん中が私、右が窪島誠一郎氏。

翌日の静かな信濃デッサン館。信濃デッサン館は皆さんよくご存知と思いますが、村山槐多をはじめ夭逝した画家達の絵が展示されています。

信濃デッサン館から見た景色。季節がいいときは併設されている喫茶店のベランダの椅子に座ってのんびりできそうですね。

少し歩くと、同じく窪島氏が運営されている無言館と第二無言館があります。

木立の中の第二無言館。

無言館には窪島さんが執念のようにして集められた戦没画学生の残された絵が展示されています。静寂の展示室に空調の音だけが静かに響いていました。展示ケースの中の手紙等は悲しくて見ることが出来ませんでした。

こんないい景色のところですよ。初夏は芝生が青々と気持いいでしょうねぇ。

槐多庵と名付けられた建物もあります。様々な窪島さんの絵や彫刻のコレクションが展示されています。この辺りは信濃デッサン館関係の施設が5棟ほど点在していて、喫茶店もありレストランもあるのでお茶を飲んだり食事をしたりとゆっくり美術館めぐりができますよ。一度是非行ってみて下さい、いろいろ感じることも多いと思います。

信濃デッサン館は前山寺と云う真言宗のお寺さんの参道のとなりにありますが、この前山寺もなかなか趣きのあるお寺さんです。

茅葺きの本堂。

三重の塔。もし信濃デッサン館に行かれたらこのお寺も見に行って下さい。

そんな感じでなんとか無事ライブも終りましたが、帰りは東京に戻らず愛知に向かいました。何故愛知に向かったかは機会があったらまた書きましょう。まぁ、僕らのような歳になると両親のことでいろいろあるものです。