- 2012年5月19日 01:38
前回の「コタン」ライブは機材の調子が悪く、ハウリングをおこしたり、ちょっと大変でした。ハウリングというのはマイクに音が回り込んで入ってしまい、高い音がピーとか低い音がウーとか、鳴ってしまう現象です。それで、今日「コタン」用の機材の調整をしました。緑が青々の長応寺です。
「コタン」などのこじんまりした所では、いつもの機材は使えないのでちょっと小さい機材のセットを持って行きます。この機材セットはもうずいぶん昔から使っています。
いつもの機材と比べるとかなり簡単なものですが、後ろの上に置いてあるミキサーなんかはもう30年近く使ってますよ。Fostexという日本の音響メーカーのものですが、僕の最初のレコードの録音の時から使ってます。マイクから直接ローランドのスペースエコーに入り、そこからBOSSのコーラスに入り、ステレオで出てきます。それをミキサーに入れます。コーラスのエフェクトアウトからリバーブにおくり、それをミキサーにもどし、音を作ります。まぁ、今となっては伝説的なセッティングですよ。ただマイクはショップスという、スタジオや放送などに使われる高級マイクです。このセットですとSN(いわゆる、原音とノイズとの比率)が悪く、音もかなり変化しますが、なんかそれがちょっといい感じなのでずっと使っているわけです。
下の写真は、1986年にリリースした一枚目のレコードのなかに入っている写真の一部ですが、下段の真ん中のFOSTEXと書いてある箱がいまも使っているミキサーです。当時はFOSTEX社のモニターとして無料で提供してもらいました。
22日は四谷「コタン」ライブです。機材を調整したので今回はトラブルなく音が出てくれるでしょう。また、26日は慶應アルビヨンクラブの教養講座でレクチャーコンサートをします。一般の人も入れるのでおいで下さい、ちょっと面白い話しが聞けるかも。場所は三田の慶応義塾大学の教室ですが、本当に久しぶりに母校に行きます。なんか懐かしいと云うか、なんというか、楽しみです。当時、四年の卒業の時、三田祭でダンスパーティーを企画して盛り上がっていたことを思い出します。
四谷「コタン」ライブ http://akifukakusa.com/2011/09/522.html
慶應アルビヨンクラブ教養講座 http://www.keioalbion.net/12.html
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