- 2012年11月14日 13:40
東京、小田急線郊外にあるレコーディングスタジオ「STADIO MRAK(スタジオマーク)」に行ってきました。新譜のレコーディングが来年の1月に延びてしまったので、スタジオも変更せざるを得なくなってしまい、また新たなスタジオ探しになりました。レコーディングの仕方もここ十年位ですが、随分変化しました。デジタル録音が進み、今では多くのスタジオがプロツールスというデジタル機器を使用しています。この機器は小さいながらもデジタルで音を録音し、そのうえミキサーの機能も持っていて、専用のソフトを取り入れれば、リバーブやコーラスなどのエフェクトもかけられ、そしてまたその上、音程の微調整なども簡単に出来、もちろんパソコン上に展開される画面でデジタル編集もあっというまに出来てしまいます。
この「STADIO MRAK(スタジオマーク)」もそういったレコーディングスタジオの一つで、いわゆるコンソールという、一般のスタジオで見かける、正面にドーンとある大きな機器ですね、それがありません。録音作業はすべて小さなプロツールスというデジタル機器でパソコンの画面を通して行います。そんなスタジオが増えていますし、値段的にも一般の大きなスタジオ比べればまったく安いですから、需要も多いのです。
小田急線、唐木田にある「STADIO MRAK(スタジオマーク)」の外観です。コンクリートのビルがなかなか洒落てます。
スタジオの中ですが、さっき書いたようにおおきなコンソールがありません。すべてパソコンで行います。モニタースピーカーは、フィンランドのジェネレックとドイツのアダムで、プロツールスは最新のHDXが装備されてます。
演奏する所、いわゆるブースはこの手のスタジオにしてはとっても広いです。重実さんが見つけてきたのですが、この広さが気に入り見学に行ったわけです。
僕の家から一時間弱位の距離ですので通うのには支障がないですね。それと、オーナーの峯岸さんの人柄がとっても良く、僕が見学に行った時、峯岸さんの子供の小さい女の子が一緒についてきて、CDを試聴しているときに寝ちゃってました。このへんは業務用のスタジオとはぜんぜん違い、アットホームな雰囲気の中でリラックスしてレコーディングが出来そうです。
「スタジオマーク」
http://studiomark.jp/main/welcome_to_STUDIO_MARK_sutajiomaku.html
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