これも仕事の設備投資ですね

  • 2012年11月20日 23:17

ここのところずっとライブの機材の調整ばかりに気をとられて家の音響をおろそかにしてました。もう一度家の機器を調整し直しています。僕はミュージシャンでオーディオマニアでないですが、家で音楽を聴くときはある程度よい音で聴きたいと思い、十年程前からこんな機器を使ってます。これもお寺に置いてある機材と同じく僕にとっては設備投資というようなものです。

これは、YAMABISHI というメーカーの「YHR-500」という交流安定化電源のための自動電圧調整器です。測定機器に用いられるものですが、安定したきれいな電源をこれで機器に送ります。もともとはライブ演奏時の音響機材に安定した電源を送るために使っていたのですが、ここまで電源にこだわらなくてもコンサ―トの時は普通の電源でそれなりの音が出来るので、いまは家のオーディオに使っています。家の音響機器はここから電源が供給されています。

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上杉研究所(UESUGI)というメーカーの「U・BROS-12」という真空管プリアンプです。ここに、CDプレイヤーとかレコードを聞く場合のターンテーブル、またはipodなどの外部からの入力を接続します。

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Accuphase(アキュフェーズ)という日本の音響メーカーの「P-300L」というパワーアンプです。上の真空管プリアンプからここに繋がります。演奏機材にもアキュフェーズのパワーアンプが3台入っています。なぜかアキュフェーズだらけになってしまいました。アキュフェーズのアンプはなかなか良いアンプなのです。

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そして、スピーカーです。スイスのAcustik-Lab (アコースティックラボ)と云うメーカーの「Stella Melody」というスピーカーです。低域には16cmコーン型ウーファーを搭載し、高域にはバイオセルロース(天然繊維)50%とカーボンファイバー50%を混抄した振動板の、3.5cmの逆ドーム型トゥイーターを搭載しています、と云うようなことがメーカーの説明書に書いてありました。とっても柔らかい音がします。スピーカーはいろいろ試聴したのですが、このスピーカーは長時間聞いていても聞き疲れしない感じがしたので選びました。ただちょっと音が甘過ぎたかなぁ、もうちょっとガツンとくる音のスピーカーでもよかったかなぁ、なんて思ってます。

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CDプレーヤーです。日本のCEC(中央電機株式会社)というメーカーの、ベルトドライブCDプレーヤー「TL 512 MKⅡ」です。

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こんな感じに積んであります。このAcustik-Labの「Stella Melody」と云うスピーカーは高い音も気持よく出るんだけど、遠達性(遠くまで音が届くこと)が少し弱く、ヘッドホーンではハッキリと聞こえている高音が、ちょっとスピーカーから離れると後ろに行ってしまう感じです。大きく鳴らせばいい感じですが、集合住宅なのであんまり大きい音では鳴らせません。ちょっと残念!

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別の部屋には、仕事部屋のような感じになっていてゴチャゴチャ機器が置いてあります。昔のライブの録音はカセットテープやDATテープも多いので、ここでパソコンを使わずにCD化してます。モニタースピーカーはフィンランドのジェネレックと云うスピーカーです。

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ここのところ自分の家をスタジオ化するミュージシャンが増えました。前回のブログに書いたようにパソコンやプロツールスと云う機器が普及したこともあります。宅録(自宅録音)と云い、以前はデモテープ位しか出来なかったのですが、今はある程度お金を投資すれば、そのまま本番のレコーディングに使える音源が自宅で制作出来るようになりました。ゲームの音楽やCM音楽、TV番組の伴奏音楽などを制作する人達は、皆さんずいぶん良い宅録のスタジオを持っています。僕は、秦琴と云う楽器のせいもあるんですが、宅録のスタジオを作るという発想はせず、ライブ演奏の機材を揃えることに力を入れてきました。でも最近は、もうちょっと宅録の機器を揃えておけばよかったかなぁ、なんて思ってます。

 

 

 

 

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