二つの秦琴

  • 2019年7月29日 21:00

この二つの秦琴。右側がいつも演奏している秦琴だけれど、二つとも今となっては所謂ビンテージと云われるようなもので、特に左の秦琴は非常に珍しい。どこ で作られたかは全く分からないけれど、柱(棹に付いてるフレット)が現在の12平均律ではなくて、1オクターブに7個付いている、いわゆる7平均律のような感じで付いている。

作られた当時どのような計算式だったのかは分からないけれど、沖縄王朝楽器など現在でも日本にわずかに残っている「四線(すうせ ん)」といわれる弦楽器もこのようにフレットが付けられている。私が復元事業に関わった沖縄王朝楽器の一つ「長線(チャンセン)」などのことは以前に投稿したブログを参照あれ。

http://akifukakusa.com/blog2/2015/10/post-186.html

http://akifukakusa.com/blog2/2012/12/post-94.html

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