1945年のベルリンと10年後の1955年のベルリンのビデオ

  • 2023年2月 4日 23:24

1945年のベルリンと10年後の1955年の(3分30秒から)ベルリンのビデオ。1949年にドイツは東西に分裂したが、このビデオのころはまだベルリンの壁は出現してはいない。

20世紀初頭から第二次世界大戦までの期間、光学機器会社として世界の最先端を走り君臨したカール・ツァイスはドイツ東部の都市イェーナに本拠地があった。そのイェーナは戦後ソ連占領統治下に置かれることになった。しかしアメリカ軍はカール・ツァイスの光学技術をソ連にそのまま渡すことを阻止するためソ連軍に先んじてイェーナに入り、1945年6月24日に125名の技術者とその家族を拉致し8万枚の図面とともにイェーナを出発しオーバーコッヘンに移動させた(wiki)。

このようにカール・ツァイスが東西に分裂したことに伴い、カール・ツァイスの傘下にあったカメラメーカーのツァイス・イコンも東西に別れた。西ドイツのツァイス・イコンはシュトゥットガルトを本拠地にした。

その西ドイツのツァイス・イコンから1952年に「MOVIKON 8」という斬新なデザインのダブル8mmカメラが発売された。次回投稿の写真でも判るように従来の8mmカメラとは発想を異にしたそのデザイン性が当時の8mmマニアを驚かせ(たであろう?)、日本にも多く輸入されたそうだ。次回に。

 

 

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