老絃と中絃の糸が届いた

  • 2023年5月 9日 20:24

糸が届いた。秦琴の糸は太い方から、一の糸、二の糸、三の糸、又は、老絃、中絃、子絃、と言います。子絃は木本町の「丸三ハシモト」さん特注の13の2です。中絃と老絃は京都「鳥羽屋」さんの既製品の17の1と24の1ですね。銀付き特上の糸です。

三味線の絹糸はいろんなゲージ(太さ)があって、その太さを表すには重さの匁(もんめ)を用います。13とか17とか24とかはそのモンメの数字です。例えば「17の1」は17匁の重さの原糸から五十本取った糸、「24の1」は24匁の原糸から五十本取った糸、また、「13の2」は13匁の原糸から百本取った糸、というわけです。

糸の太さはこのように匁で統一されているので、糸の製作メーカーが異なっても、その糸の数字が同じなら太さも同じになるのです。秦琴の糸は三味線の絹糸からいろいろ太さを選んで使用しているのです。日本の絹糸絃はアジアで一番です、ということは「世界一」ということですね。

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