藕絲の上帛(はすいとのはた)

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 2009年11月24日の「四谷コタン」ライブ の一節です。11月7日の朗読ライブのときに作った曲がモチーフになってます。奈良の都を舞台にした折口信夫の『死者の書』です。その物語りの最後に蓮の茎の繊維で織った布が出て来ますが、蓮の茎の繊維を藕絲(ぐうし)と言い、その儚い糸で織った布です。 その布に無数の仏の来迎する姿が浮かび上がります。それはまさに集団で見た白日夢であろうか、と小説は終ります。

その曲をモチーフにして少しアップテンポで即興しました。もちろん編集して短くしてあります。後半、ちょっと面白いかな!コタンならでの演奏です。

打楽器はジャンベの甲斐いつろう君です。「コタン」は演奏スペースが狭いのでジャンベ一つでの演奏です。