珍しい鍵盤楽器を見に行ってきました

  • 2012年10月26日 18:54

今日は、僕の知り合いに連れられてチェンバロ制作者の深町研太氏の工房におじゃましました。深町さんの本職はチェンバロ制作なのですが、その他にも様々な鍵盤楽器の制作に取り組んでいます。下の写真は、近代のピアノを完成させた、ジョン・ブロードウッドのフォルテピアノのレプリカです。本物は浜松市楽器博物館に収蔵され展示されていますが、そのレプリカ制作は日本で初めてだそうです。

聞き慣れている現代のピアノとは一味も二味も違う、優しい感じの音がしてました。

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鍵盤の上に文字が。ここには普通なら、John Broadwood & Sons、とか書いてあるんでしょうが、Kenta fukamatti & Pars(ケンタ フカマッティー & ペアレンツ)なんて、ちょっとジョークっぽく書いてありました。彼のユーモァ精神の現れでしょうね。両親に感謝を込めて!

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製作中のクラヴィコード。本物のクラヴィコードをまじかで聞くのは初めてでしたが、音量が思ったより小さく、クラヴィコードの繊細さを再認識しました。これは、たとえば、夜の静寂の中で聞くと不思議な音世界になるでしょう。夜の山寺の縁側で、境内を見ながら、月の下で、バッハかなんか。

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深町氏の本職でもあるチェンバロです。二段鍵盤ですが、上の鍵盤をちょっと操作すると、上下の鍵盤が同時に動くようになり、ユニゾンで音が出るようになります。

僕にとっては初めてのことばかりで、大変興味深かく、楽しかったでした。深町さん、ありがとうございました。楽器作りって根気のいる仕事ですね。

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