- 2017年11月 9日 13:29
iphoneの音叉アプリ。
なぜ音叉アプリを使っているかと云えば、私の秦琴の調弦の基本音高がA=430で、その音叉がないからなのです。ミュージシャンのこまかい話しだけれど、ずいぶん以前から、特にクラッシク系の音楽は、A=442あたり、(最近ではもっと高く)が多くなっていて、楽器店で売っている音叉もこのA=442が多くなっています。ましてやA=430のような音の低い音叉はありません。このiphoneの音叉アプリは音高を自在に変えることが出来るので重宝しているわけです。
A=430は日本では現在の雅楽の音高で、どれほどの以前からこの音で演奏されていたかは定かではありませんが、735年に遣唐使の吉備真備がふところに忍ばせて持ち帰った「方響(ほうきょう)」の一片がそのもとのになっているのかも知れないですが、わかりません。「方響(ほうきょう)」とは鉄の板を並べて叩いて演奏する楽器です。その一片はいわゆる音叉のかわりになるのです。A=440とか442とかはいわゆる音楽のグローバル化ってやつですね。歴史的にはまだ100年も経ってないですよ。古の中国では面白い話しも多いですが、話しが長くなるので次回にしましょう。
とにかく、13日は「コタン」ライブ、A=430で演奏しますよ。ま、どってことないかなwwww・・・。
スケジュールに http://akifukakusa.com/2017/10/20171113.html
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