- 2019年6月26日 17:53
ノルウェーの女性歌手アンネ・ヴァーダとコラボレーションした、1997年発売のアルバム「Solrenning 黎明」は全曲ノルウエーの民謡で、ノルウェーの音楽家と日本の音楽家がこのような斬新な形でコラボレーションしたアルバムは今までに無かった。レコーディングはオスロ郊外の協会で行われ、基本的なアレンジを私が提示し、歌も交えてほとんど一発録りのような形で録音された緊張感溢れる作品。
ギターリストととして、ノルウェーのワールドツアーバンド「TNT」からロニー・ル・テクロが参加し、日本からは尺八・笛の菊池雅志氏が参加しています。なかなか良いアルバムなのでもっと評価されてもよかったんだけどねー、ちょっと残念。これを機会に数曲取り上げてサイトに載せてゆこう。
今回はその中から『Bendik og Årolilja(ベンディークとオーロリリャ)』。1698年頃に書かれ、ノルウェーで2番目に古いバラードといわれる。
「ベンディークは王の娘オーロリリャに恋をした。男が娘を訪ねてきたと知った父は怒り、ベンディークを処刑する。悲しんだオーロリリャは自ら命を絶ち、ふたりの体が埋葬された教会の上にはアイリスの花が咲く。王はベンディークを処刑したことを後悔する。」
当時のレコーディング風景も交えて編集しました。ノルウェーの皆さんお元気でしょうか。
CD「黎明」はこちら
http://akifukakusa.com/2009/07/reimei.html
こちらはフォトアルバム
http://akifukakusa.com/photoalbum/2009/06/post_4.html
「Solrenning 黎明」より『Bendik og Årolilja』
Anne Vada:Song
Aki Fukakusa:Shin-kin
Masashi Kikuchi:Syaku-hachi、Shino-bue(fløyter)
Kjetil Bjerkestrand:Keyboards
Rune Arnesen:Perkusjon
Ronnie Le Tekrø:Gitar <Bendik og Årolilja><Den Fyrste Song>
Alle melodier er arrangert av Aki Fukakusa
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