「五つの転手」を再編集しました

  • 2023年5月20日 12:24

正倉院所蔵の「五弦琵琶」は当時実際に演奏されていたのだろうか。バチがあたっている痕跡が無いようなので飾りだったのかもしれない。ま、こんな素晴らしい装飾の楽器はおいそれとは弾けませんよね。

当の中国では、唐・貞元(ていげん 785〜804)に趙璧(ちょうへき)と云う「五絃琵琶」の名手がいましたが、この人は、五絃が自分なのか自分が五絃なのか判らないと言ってました。楽器と一体化していたんですね。ただ伝統的な古琴のようにゆったりとした音楽が好みの文人にはあまり好まれなかったようですね。たぶん「五弦琵琶」はリズミカルに演奏されていたんでしょう。

「五つの転手」を再編集しました。転手(てんじゅ)は糸巻きのことですね。五絃琵琶の転手です。

五弦琵琶の基本的なことはこちら
https://akifukakusa.com/blog2/2010/11/post-4.html

 

 

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