Fukakusa Aki Blog

 中国、四川の大地震に日本の救助隊が到着し、活動にあたっている。そして多くの命を救助している。尊い仕事だ。こんな時、音楽家なんてなんにもならないものだ。中国の救助隊（軍隊とおもうが）の人が泣いていたのを見て、阪神淡路大震災のときのことをを思い出した。そのときもレスキュー隊の人が泣いていた。若い隊員は、命を助けられなかった、といって泣いていた。その時も音楽の無力さを感じていた。音楽でなにか出来ないものかと思い、震災の神戸に入り傾いたビルの隣の公園で知り合いの音楽家と一緒に演奏したこともあったけれど、かえって地元の人に“がんばってネ”と励まされてしまった。まったくだらしのない私だ。だけど僕はもうもはやこの道を進んでいくしか道はないのだ。秦琴は明日僕を何処の月の下に運んでいくのやら・・・。