新緑の長応寺で6月7日のコンサートの為のリハーサルをしました。豊さんには夜の11時近くまで付き合ってもらって、申し訳なかった、ありがとう。お寺で夕食をご馳走になり結局豊さんが帰ったのが1時頃になってしまった。 それで私も寝ようと思い、本堂に戻って楽器を拭いていたら何かまた弾きたくなって、それから2時間も弾き続けてしまった。まったく秦琴に取り憑かれているとしか言いようがない。誰かに弾かされているのかもしれないけれど、こんな事をしていたら体を壊すぞ、と思いつつ結局床につくのが、外に鳥の声を聞く時間になっていたりする。大体お寺ではこんな調子だ。だけどそんなときに曲が出来たり、新しい奏法なんかを見つけたりする事があるけれど、ほとんど記録していない事が多いので、聞いているのはいつも本堂の観音様と霊達だけだ。まあ、たまには外を通りかかる狸や狐も聞いているかもしれないけれど・・・。真夜中のお寺の本堂で自分が弾く秦琴の音色に没入して演奏していると、端から見れば怪奇現象みたいに見えるかもしれませんね。耳無芳一みたいな。(笑)まあ、とにかくコンサートの準備は出来ました。久しぶりの豊さんとのセッションで私自身も楽しみにしています。
私の秦琴と豊さんの笙と竽 超アナログの楽器達。竽は笙の一オクターブ低い楽器です。
新緑の長応寺
川の向こうから見た長応寺。いつも本堂の左側の車が入れる道から皆さんは来るので、この景色を知っている人は少ない。
階段を上り鐘楼をくぐって本堂に。もう十五年以上にもなる私と長応寺との縁はいつか又書きましょう。