毎年七月の「海の日」(休日)に伊豆高原「花吹雪」でコンサートを開催してます。伊豆高原に山百合が咲くころ私は毎年毎年、ここ十年以上「花吹雪」に足を運びます。羅網のような縁を絲を手繰ればやはり又「秦琴」の音にたどり着くのです。もし私が秦琴の名を持つこの楽器に出会っていなければ、私の人生の多くの景色がゆっくりと静かに消えてゆきます。
一年に一回、私の人生に現れる、この心優しい景色の中で、今回もまたどの様な人々と出会うのでしょう。
山百合匂う「花吹雪」でいつも演奏している「山百合一輪川に流せば」の歌詞。
人ごみから 聞こえ来るは
風の様な 静かな音
いつの間にか 外は雨降る
燕飛ぶ 五月の空
幾千の夜 過ごし来ても
必ずや 別れあらん
悲しみは 何処から来る
花散れば 行方知れず
届いたチラシです。