私の故郷の愛知県蟹江町では毎年11月に「創年式」と云うのがあります。その趣旨は「60才を迎え、人生の節目を共に喜び合い、地域への連帯感を確認しながら、人生の再出発を祝う」ということです。まぁ「成人式」ならぬ、人生の後半に向けての応援の「還暦式」という訳ですね。
役場の隣にある800人程のホールで、町内の還暦になる数百人の人達を迎え、町長はじめ県議の人達等も列席して儀式があるわけですが、そこで僕が一時間程講演を頼まれました。音楽の話しや僕の人生の話しなんかはちっとも面白くないので、やっぱり演奏することにしました。
30分程話し、30分程演奏します。短い時間の演奏でも音の準備はまたなかなか大変です。当日は朝から式が始まるので音の準備は前日にして於きます。
それで、せっかく僕の音響機材を東京から運んで来ているので、どこかでコンサートをしようと云うことになり、同級生が中心になって蟹江町にある「西光寺」というお寺さんでライブをすることになりました。この「西光寺」というお寺さんは僕たち同級生にとってはとても馴染み深いお寺なのです。
「日曜学校」なんて云ったかなぁ、小学生のときお寺にいってお経なんか習っていました。「な〜むふかしぎこ〜う、ほうぞうぼさ〜いんねんじ〜・・・・・」浄土真宗のお寺でした。
「創年式コンサート」も「西光寺 コンサート」も色々なことがはっきり決まったらまたスケジュールに載せようと思ってます。
故郷、蟹江町の公民館。建てられてからもう30年程経っているらしい。地方ではいろいろ立派なホールが多いけれど、蟹江はなかなか予算がむつかしいし、活用の方法論もまたまた大変です。
懐かしの「西光寺」。やっぱり「縁」なんですねぇ。
