愛知県出身。慶應義塾大学卒業後、当時日本を代表するロックバンドの一つ「ファー・イースト・ファミリーバンド」でベーシスト」として活躍。
国内外でのコンサート・ツアー、レコーディングなどのバンド活動後、ベースの他にもっとストレートに自分の音楽を表現できないものかと模索していたそんな中、1979年、街の古民具市で、今まで見たこともなかった弦楽器と天啓のように出会う。
後になりこの楽器が中国の古楽器「秦琴」という事が判るが、当時「秦琴」に関しての情報がなかったため、半分朽ちかけていたこの楽器を自身の手で修理し、そして絃は絹糸にこだわり、その太さを決め、調絃を工夫し曲を作り、様々なエフェクターを組み合わせ、シンセサイザーを中心としたデジタル的音楽表現とは対極とも言える、独自の音世界を全て彼自身の感性の中で創り上げて来た。
1986年、最初のアルバム「秦琴」をリリース。その深草流とも言える独特の音空間により、舞台、テレビ・ドラマ、映像表現の世界からの作曲・演奏の依頼も多く、オリジナル作品はもとより、今は亡き筑紫哲也氏が1986年当時担当されていたTBSラジオの「筑紫哲也のニュースジョッキー」のテーマ音楽を担当したのをきっかけに、1987年NHK大河ドラマ「武田信玄」挿入曲演奏、坂東玉三郎の舞台「玉三郎in姫路」の音楽監督・演奏など、広くその独特の音を伝えてきた。その後1995年のNHKドラマ「蔵」、1996年関西テレビHi-Visionドラマ「雪の夜の微塵となりて眠るかな~湖・三橋節子伝説」、1997年NHKドラマ「春燈」、1999年NHKドラマ「櫂」、2000年、坂東玉三郎公演「海神別荘」(泉鏡花原作)等の音楽を担当し、また海外からの誘いも多く、1997年ノルウェー、オスロのシルケリグ・レコードより「黎明/Solrenning」をリリース、日本を始め、ヨーロッパ各国で発売されている。1994年バルセロナ音楽祭に参加、1998年6月、パリ「音楽の日」フェスティバル"Fates de la Musicue"に出演する。
2006年、尾上松緑主演「夏の夜の夢・原作:シェークスピア」(東京日生劇場・大阪松竹座)の音楽を担当し、十年程前から開催している伊豆高原「花吹雪」での定例コンサートや、NHKドラマ「蔵」のロケ地でもある「国指定文化財・渡邊邸」での定期コンサート開始、名古屋「ブルーノート」、東京・六本木「STB スイートベイジル」でのライブハウスコンサートなど、その演奏活動の場を広めている。最近では通常の演奏活動の他、美術館やギャラリー、演劇や語りとのジョイント、他の分野のアーティストとのコラボレーション等も多い。
Biography(年譜)
深草アキ作品一覧(CD/DVD)
- 『秦琴』 POCH-1484
- 『星の大地』 OMCA-1001
- 『白鷺 ~ 「玉三郎イン姫路」より』 OMCA-1002
- 『絲夢(いとのゆめ)』 VICG-8023
- 『月の沙漠』 OMCA-1003
- 『NHKドラマ 「蔵」 サウンドトラック』 OMCA-1004
- 『黎明 (ノルウエー録音盤)』 OMCX-1026
- 『NHKドラマ 「櫂」 サウンドトラック』 OMCA-1016
- 『妙音希聲 (深草アキベスト盤)』 OMCA-1021
- 『春蘭調 (四谷コタンにて 深草アキ ライブ盤)』
- 『AKI FUKAKUSA LIVE ARCHIVES Vol.1 1989-1994』
- DVD『妙音希聲 (深草アキ・ライブDVD 秦琴の調べ)』 OMBX-2001

