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2008年六月七日のコンサートの写真が届きました

  • 2008年06月18日
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 2008年6月7日のコンサートの写真が届きました。村上市の安澤さんいつも有り難うございます。安澤さんは村上市在住のカメラマンですが、いつもすばらしい写真を撮ってもらい感謝しています。有り難うございました。アーカイブスのフォトアルバムに40枚程展開してありますがスライドショウも出来る様になっています。このブログでは数枚をお見せしましょう。

 

 

 私とスッタフの福田君はコンサートの前日に到着し音響機材、照明のセティング、調整をして翌日の本番に備えます。当日の昼頃、豊さんが到着して二人の音調整とリハーサルに入ります。実はこの日金曜日は渡辺邸は開館しているのでほとんど公開リハーサルの様な感じになります。

 昼でも照明があたると綺麗です

 当日は少し曇っていましたが雨は降りませんでした。私は意外と雨が好きで、雨の日のコンサートもなかなか良いものです。雨の日は劇的にチッ素が増えるらしいけれど、私はチッ素好きなのかな・・・。ただお客さんにしてみればちょっと面倒くさいですが 。奥の方で小さく私がリハーサルしているのが見えます。いよいよ本番です。

 

 コンサート本番の写真を数枚。

 
 

 こういう写真を見ると私は実に不思議な感じがします。笙は紀元前数百年も前から中国の郊廟雅楽で使われていた楽器ですが、千数百年前に日本に伝わって以来その様態も、作りも完全に日本化していて殆ど変わることなく伝承されています。そして又、源を辿れば二千年程の歴史を持ち、ほぼ古の形を保っている秦琴を日本人の私が弾いて、千年来の楽師の家の豊さんと演奏している、それがまったく現代的な音楽、というより私と豊さんが創り出している独自の音楽と言った方が良い様な音楽を演奏しているのだから何とも不思議です。

  こういった音は在りそうでなかなか無いのです。音楽の創造は人と人との出会いに依って生まれてくることもあります。たまたま私が現代に生まれ秦琴に出会い、音楽をしていて、そのときに豊家から豊剛秋さんが現れすこぶる現代的な笙も演奏していた、そしてこの二人を結びつけたのがこれが又不思議な縁の木下さんと言う人物なのです。もちろんここに至までには様々な人達との出会いが在るのですが、その一人一人が50年いやいや20年程の時間差があれば一瞬にして消えてしまう様な音楽なのです。まあ、世の中のすべての出来事がその様なのですが。まさに「諸法無我」です。

 

未来永劫に続く時の流れの中の、光の瞬きよりも短い一瞬の出会いなのです。

 
 
 

 アンコールでは地元のお神楽と一緒に演奏しました。このお神楽は渡辺邸と深い因縁が在るそうです。このお神楽がまた良くて、ゆったりとしたテンポで不思議な感じです。こう言う音楽はやればやる程味が出てきてやみつきに成りそうです。なんか、よかったなあ・・・。良い経験でした。又来年もやりたいなあ・・。あとはアーカイブスとスライドショウを見てください。録音は失敗しちゃったけど、ビデオはいずれ載せたいと思います。

 

CD一覧

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